妙法蓮華経 随喜功徳品 第十八
又阿逸多若し人是の経の為の故に僧坊に往詣して若しは坐し若しは立ち須臾も聴受せん是の功徳に縁って身を転じて生れん所には好き上妙の象馬車乗珍宝の輦輿を得及び天宮に乗ぜん
若し復人あって講法の処に於て坐せん更に人の来ることあらんに勧めて坐して聴かしめ若しは座を分つて坐しめん是の人の功徳身を転じて帝釈の坐処若しは梵天王の坐処若しは転輪聖王の所坐の処を得ん
阿逸多若し復人あって余人に語っていわく経あり法華と名けたてまつる共に往いて聴くべしと即ち其の教を受けて乃至須臾の間も聞かん是の人の功徳は身を転じて陀羅尼菩薩と共に一処に生ずることを得ん利根にして智慧あらん百千万世に終にオンナならず口の気臭からず舌に常に病なく口にも亦病なけん歯は垢黒ならず黄ならず疎かず亦欠落せず差わず曲らず唇下垂せず亦ケン縮ならず麁渋ならず瘡シンならず亦ケッ壊ならず亦ケ邪ならず厚からず大ならず亦リ黒ならず諸の悪むべきことなけん鼻ヘンタイならず亦曲戻ならず面色黒からず亦狭長ならず亦ワ曲ならず一切の喜うべからざる相あることなけん唇舌牙歯悉く皆厳好ならん鼻修くして高直に面猊円満し眉高くして長く額広く平正にして人相具足せん世世に生れん所には仏を見たてまつり法を聞いて教誨を信受せん
阿逸多汝且く是れを観ぜよ一人を勧めて往いて法を聴かしむる功徳此の如し何に況んや一心に聴き説き読誦し而も大衆に於て人の為に分別し説の如く修行せんをや
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