妙法蓮華経 五百弟子受記品 第八
漸漸に 菩薩の道を具足して 無量阿僧祇劫を過ぎて
当に 此の土に於て 阿耨多羅三藐三菩提を得べし
号を 法明如来 応供 正徧知 明行足 善逝 世間解 無上士 調御丈夫
天人師 仏 世尊といわん
其の仏 恒河沙等の 三千大千世界を以て 一仏土と為し 七宝を地と為し 地の 平かなること 掌の如くにして 山陵 渓澗 溝壑あることなけん 七宝の 臺観 其の中に充満し 諸天の宮殿 近く 虚空に処し 人 天 交接して 両つながら 相見ることを得ん 諸の悪道なく 亦 女人なくして 一切衆生 皆 以て化生し 淫欲あることなけん
大神通を得て 身より 光明を出し 飛行自在ならん 志念 堅固に 精進 智慧あって 普く 皆 金色に 三十二相をもって 自ら荘厳せん 其の国の衆生は 常に 二食を以てせん 一には 法喜食 二には 禅悦食なり
無量阿僧祇千万億那由他の 諸の菩薩衆あり 大神通 四無礙智を得て 善能衆 生の類を教化せん 其の声聞衆 算数 校計すとも 知ること 能わざる所ならん 皆 六通 三明 及び 八解脱を具足することを得ん
其の仏の国土は 是の如き等の 無量の功徳あって 荘厳し 成就せん
劫を 宝明と名け 国を 善浄と名けん
其の仏の寿命 無量阿僧祇劫にして 法 住すること 甚だ久しからん
仏の滅度の後 七宝の塔を起てて 其の国に徧満せん
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